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月の呼び名

昇るのを待つ姿勢が、そのまま名前になっています

立待月、居待月、寝待月。日を追うごとに月の出が遅くなることを、待つ人の姿勢で言い分けた呼び名です。

新月しんげつ一日ごろ
三日月みかづき三日ごろ
上弦じょうげん七日ごろ
十三夜じゅうさんや十三日ごろ
十五夜じゅうごや十五日ごろ
十六夜いざよい十六日ごろ
立待月たちまちづき十七日ごろ
居待月いまちづき十八日ごろ
寝待月ねまちづき十九日ごろ
更待月ふけまちづき二十日ごろ
下弦かげん二十三日ごろ
有明月ありあけづき二十六日ごろ以降

毎晩およそ五十分ずつ遅くなります

月は地球のまわりを回っているため、昇る時刻が一日に五十分ほど遅れていきます。十五夜に日没ごろだった月の出は、数日後には夜が更けてからになります。立って待つ、座って待つ、横になって待つという名前の並びは、この遅れをそのまま写したものです。

一覧

呼び名旧暦の日の目安見え方
新月しんげつ一日ごろ月が太陽と同じ方向にあり、見えません。
三日月みかづき三日ごろ夕方の西の空に細く見えます。
上弦じょうげん七日ごろ右半分が光ります。夕方に南の空にあります。
十三夜じゅうさんや十三日ごろ満月の少し前。これを賞でる習わしがあります。
十五夜じゅうごや十五日ごろほぼ満月。日没ごろに昇り、夜明けごろに沈みます。
十六夜いざよい十六日ごろ前夜よりためらうように遅く昇ることから、この名が付きました。
立待月たちまちづき十七日ごろ立って待つうちに昇る、という意味です。
居待月いまちづき十八日ごろ座って待つほど昇るのが遅くなります。
寝待月ねまちづき十九日ごろ横になって待つほど遅い、の意。「臥待月」とも書きます。
更待月ふけまちづき二十日ごろ夜が更けてから昇る月です。
下弦かげん二十三日ごろ左半分が光ります。真夜中に昇ります。
有明月ありあけづき二十六日ごろ以降夜が明けても空に残っている月を指します。

十五夜が満月とは限りません

旧暦では新月の日を一日とするため、十五日はおおよそ満月にあたります。ただし月の運行は一定ではなく、新月から満月までの日数は十四日から十六日ほどの幅で変わります。十五夜と満月が一日か二日ずれる年があるのは、このためです。

十三夜を賞でる習わしは、満月を待たずに愛でるものとして、十五夜と対になって伝わってきました。

旧暦の仕組みはこちら

雪の上に立つ家と星空

月のない夜は星が見やすく、月の明るい夜は足元が見やすい。どちらも目印として使われました。