季節の星
目印にされた星は、季節ごとに入れ替わります
地球が太陽のまわりを回るため、同じ時刻に見える星空は少しずつずれていきます。一か月でおよそ二時間ぶん先に進む計算です。
| 季節 | 目印になる星 | 見え方の目安 |
|---|---|---|
| 春 | ひしゃく星(北斗七星) | 北東の空に高く上がります。柄の曲がりをたどった先に明るい星が並びます。 |
| 夏 | たなばたぼし | 天の川をはさんで二つの明るい星が向かい合います。夏の宵にもっとも高くなります。 |
| 秋 | すばる | 東の空から昇りはじめます。夜が更けるにつれて高くなり、冬にかけて見やすくなります。 |
| 冬 | からすき星 | 南の空に三つ並んだ星が目立ちます。周りに明るい星が多く、空がにぎやかになる季節です。 |
「同じ時刻」がずれていく仕組み
星が一周して同じ位置に戻るまでの時間は、太陽を基準にした一日より約四分短くなっています。この差が積み重なると、一か月で約二時間、半年で約十二時間ずれます。
半年たつと昼夜が入れ替わる計算になるため、夏の宵に見えていた星は冬の明け方に回ります。「冬の星」「夏の星」という言い方は、人が起きている時間帯に見えるかどうかで決まっているわけです。
水面が静かな日は、星の映りこみが目印の代わりになったと伝えられています。
見やすさを決めるもの
- 高さ
地平線に近いほど、空気の層を長く通るため暗く見えます。同じ星でも、高く上がった時期のほうが見つけやすくなります。
- 月の明るさ
満月に近い時期は空全体が明るくなり、暗い星が見えにくくなります。暦の上で月齢を見ておくと見当がつきます。
- 空の明るさ
町の明かりが多い場所では、見える星の数が大きく減ります。すばるの「六つ」という数え方も、空の条件によって変わります。
- 大気の状態
星がまたたくのは大気のゆらぎによるものです。ゆらぎが大きい夜は、形のこまかい見分けがつきにくくなります。
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記しているのは、季節とのおおまかな対応と見え方の仕組みです。特定の日にどこで何が見えるかという予報は扱っていません。